近森病院と近森リハビリテーション病院で4月上旬から始まった1クール1週間の「基礎看護学実習Ⅲ」が終了し、2年生は成果発表会を行いました。

この科目は「患者さんのよりよい健康状態（自立）に向けて、一連の看護過程を展開し、問題解決できる基礎的能力を養う」「患者さんや周りの人々との信頼関係を築き、看護者として倫理的な配慮ができる」ことを目的としています。

実習が始まる前には近森会グループで働く本校の卒業生に来ていただき、「基礎看護学実習Ⅲ」での学びや看護過程の導き方、患者さんやそのご家族との向き合い方など具体的なアドバイスを多くいただきました。

今回の実習では患者さんに関わりアセスメントをして実施、評価を行っていくため、患者さんの訴えや表情を見逃さないよう緊張続きでした。実習から得られた学びや気づきなどを成果発表会で各自が発表し、学生間での質疑応答も行いました。

臨床指導者の方や師長さんも来てくださり、今後のアドバイスや励ましのお言葉などもいただきました。発表会に来られなかった師長さんからはお手紙をいただき臨床指導者の方が読み上げてくださるなど、改めて法人の皆さんに支えられ充実した実習を受けることができ、育てていただいていることを実感しました。

後期からは成人、母性、小児、老年、急性期などのより専門的な領域別実習が始まります。今までよりさらに専門的な知識が求められるため、事前勉強を十分に行うなど実習に向けての準備をしていきたいと思います。